チェアリング
「ん?チェアリング??」
密かにブームのこの言葉。
『持ち運び用に軽量化された椅子を野外に設置し、そこに腰かけて主に飲酒などをしながら過ごす行為』(Wikipedia)なんだそうです。
要するに、アウトドアチェアに座ってアウトドアの雰囲気を味わって楽しむということです。また、散歩の延長線という解釈のため、
『散歩の休憩時に椅子に座ってコーヒーやお茶を飲んで一服する』程度のことでもいいんですね。
近年のアウトドアブームで、キャンプやバーベキューなどが盛んにクローズアップされていますよね。
お気に入りの道具で、気心の知れた仲間やあるいは一人の時間を過ごすアウトドアは最高です。
でも、
『ちょっと道具をそろえたり予約したりアウトドアのハードル高いな~』とか
『今更参戦しても仲間に入りずらい』などの意見もちらほら耳にします。
そんなこと考えなくで大丈夫なんです。
時間や場所、道具など最低限でOK!
『人』との触れ合いを禁じられてから、『景色』や『自然』と触れ合うことが多くなりましたね!コロナ渦が生んだ楽しみ方とでもいうんでしょうか。
焚き火、キャンプをメインにアウトドア活動している私も、先日初めてチェアリングなるものを体験しました。
出先の帰り道に、休憩がてら寄った道の駅『長浜海浜公園』の景色がよかったので、
「トイレだけではもったいない。少しだけ海を見てみようかな」程度の軽い気持ちでした。
時間が止まった。自然の中に溶け込んだ。自分の悩みなんて小さいものだ。
ありきたりな表現ですが、やってみればわかるはず。
用意したのは、椅子、湯沸かし(ジェットボイル)、カップ、俺。以上
チェアリングの内容
座る → お湯沸かす(ボタン一つ) → スティックコーヒー淹れる → お湯入れる → 飲む → おいしい → 癒される。以上
少しだけのつもりが、時間が経つのも忘れてしばらく椅子に座ったまま癒しの景色を眺めていました。(結局そのあとまたトイレ行く。道の駅2度の利用により元取れました。)
近所の公園でも、年配の夫婦が小さな椅子に座って休んでいるのも、よく見かけます。どこでもだれでもどんなかたちでも、チェアリングを楽しめるんですね。
特に何をしたわけでもないですが、あえて言うなら『何もしないをやってみた』という感じです。普段、何もしないことに対して、その時間や自分自身にそわそわしてしまい、周りに貢献できていないことに『罪悪感』を感じてしまいます。
でも、このチェアリングの時間の使い方は、だれのためでもなく、自分自身のための時間です。自分のことだけを考えてあげる大切な時間ともいえるでしょう。
自分の内面と向き合い、景色や自然と触れ合ってどのように感じるのか、『自問自答』する気貴重な体験ができると思います。
『何もしない』時間は、自然と『自分を見つめなおす』時間になるのかもしれませんね。
次はどこでチェアリングしようか計画中です。
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