川の流れる音を聞きながら、鳥のさえずりを聴きながら、山の木々の揺らめきを眺めながら、太陽に反射してキラキラと光る川の水にうっとりしながら、自由な時間を過ごす。
控えめに言って『最高』な空間でした。
前回の海チェアリングしてからその魅力にハマってしまったようで、その後の一週間は快眠・快食など体調面も絶好調で、癒し効果抜群でした。そして『早く次のチェアリングに行きたい!』とウズウズしていました。
今回は秋川渓谷(あきる野市)にある十里木ランドにいきました。都心から1時間、多摩川の支流の中でも最大といわれる川です。ここは、何度も来ているお気に入りスポットで、なんといっても川の水がとてもきれい!『本当にここは東京か?』と思うほど。イワナやヤマメが泳いでいるのが見えるくらいの透明度なんです。夏は子供と一緒にゴーグルやシュノーケルで川の中を覗くと、すぐ手の届くところに大きな魚が泳いでいるのが見えます。また、今のシーズンは紅葉がきれいで多くのハイカーが訪れていました。
そもそもマイナスイオンとは、『大気中に存在する負の電荷を帯びた分子の集合体である。』(Wikipedia)とのこと。空気中に含まれる、極めて小さいマイナスの電気物質なんですね。だから人間には見えないものなんです。
マイナスイオンは疲労回復や心の安定にかかせない効果があると言われています。ストレス社会の現代には誰でもシャワーのように浴びてみたい物質ですよね。
マイナスイオンが発生しやすい場所といえば、川や滝、森や海といわれています。水と水がぶつかり合って水が弾け飛んだり、木々等の呼吸によって微細な水蒸気が空気中に放出される環境に多く発生するようです。
今回チェアリングした秋川渓谷は、地域全体にマイナスイオンが大量に発生しているように感じられました。雨上がりの晴れの日だったので、山木に日差しが差し込めると、なんともいえない光の空間が出来上がりました。神秘的でその光景にとても癒されました。
仕事が忙しかったり、子育てや家庭生活に疲れたり、お金が減っていくばっかりだったり、何をやってもうまくいかない時って、誰でも一度はあると思います。厄年の自分は(本厄)、今年はそんなことばっかりでした。気持ちが落ち込んで、何をするにも「ちから」が入らず、周りが(特に上司が)信じられなくなっていることが多かったように思います。
そんな時には焚き火やソロキャンプ、最近ではチェアリングをして精神的なリフレッシュをしています。自然に助けられている、自然の中に居場所があると勝手に思っています。これができなかったら、していなかったら今頃どうなっていたのかなと考えると恐ろしくなる時もあります。
自然に触れ、自然の中で便利さを捨てて、自然体になり面倒くさいことを敢えてすることで、自分がこの世の中で生きている実感を得ることができます。ネイチャーデトックスといわれるように、社会での嫌なことは自然に還して、また新たな気持ちで次の挑戦をしていけるのだと思わせてもらえる場所でした。