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富士山の真正面にキャンプができる、静岡県富士宮市の「ふもとっぱらキャンプ場」。アニメ『ゆるキャン△』の舞台にもなり、「キャンパーの聖地」と呼ばれる人気のキャンプ場です。
ふだんはファミリーキャンプで、子どもたちと、虫やトイレが気になる妻のために高規格なキャンプ場を選んでいる私。日ごろの家族への献身が評価され(笑)一人の時間ができたので、ここで初めてのソロキャンプをしてきました。
この記事では、防災士でキャンプインストラクターの私が、ふもとっぱらの魅力、サイト選びのコツ、予約と料金、そして富士山麓ならではの寒さ・強風への備えをまとめました。

ふもとっぱらキャンプ場の基本情報
| 所在地 | 静岡県富士宮市麓156 |
| サイト | フリーサイト(区画なし。車の横にテントを張れる) |
| 料金 | 人数・車・バイクごとにかかる。ソロのモデル料金は3,000円前後(バイクは2,000円) |
| 予約 | 原則3か月先まで。毎月第1水曜日の19:00に受付開始(会員登録が必要) |
| チェックイン | 8:30〜 |
| チェックアウト | 宿泊は14:00、日帰りは17:00 |
| 近くの温泉 | 富士眺望の湯 ゆらり(車で約20分)など |
※料金や予約方法は変わることがあります。行く前にふもとっぱら公式サイトで最新の情報を確認してください。
魅力:どこにテントを張っても富士山が目の前
ふもとっぱらの一番の魅力は、場内のどこからでも富士山が目の前にそびえて見えることです。名前から「富士山のふもと」と思われがちですが、正しくは富士山の向かいにある毛無山(けなしやま)のふもとの原っぱ。だからこそ、富士山を正面から眺めるのにぴったりの地形になっています。
天気のいい日に東京から小さく見える富士山でさえ「きれいだなぁ」と思うのに、近くで見る富士山は想像以上の迫力でした。写真では伝わらないのが残念です。
サイト選びのコツ:フリーサイトは「トイレ・水場・お隣との距離」で決める
場内はすべてフリーサイト。どこに車を止めても、どこにテントを張ってもOKです。ただ、初めてだと広すぎてどこに張ればいいか迷います。私も迷いました。

人気なのは、きれいな草原中央トイレの周辺(特に「N」エリア)。ただし、そのぶん混み合います。一人でゆったり過ごしたかったので、私は少し離れた「F」エリアを選びました。
決め手にしたのは、次の4つです。
- 周りにあまり人がいない
- トイレが遠すぎない
- 水場が近い
- 富士山がよく見える
お隣のグループが少し気になったので、間に車を止めて目隠しにしたら、最高のプライベート空間のできあがり。【ここをキャンプ地とする!】

夕方〜夜:暗くなるのは一瞬。寝床と明かりは早めに
到着したのはお昼過ぎ。この日は天気がよく、ずっと富士山の山頂が見えていました。山の天気は変わりやすく、風で雲がかかることも多いので、見えているうちに写真を撮っておくのがおすすめです。夕方には、夕日でピンク色に染まる富士山も見られました。

日が沈むと、一気に真っ暗になります。周りには何もないので、明かりはほかのキャンパーの焚き火やライトと、遠くのトイレの灯りだけ。テントの中のレイアウトや寝床の準備が遅れてしまい、「寝床と明かりの準備は明るいうちに」というキャンプの鉄則を思い知りました。


朝:富士山の後ろから昇る朝日は、一生ものの景色
日の出の時刻を調べて、寝過ごさないように目覚ましをセット。朝のコーヒーも準備して寝ました。寒くて眠れないかと心配していましたが、パップテントの中は意外と暖かく、ぐっすり眠れました。テントから出たとたん、一気に寒くなりましたが(笑)。

あたりがだんだん明るくなり、後ろの毛無山には日が当たっているのに、こちらにはまだ届かない。そんな時間が1時間ほど続きます。冷え込みの中で飲むコーヒーは、格別でした。
そして、富士山の後ろから朝日が顔を出した瞬間、あたりが一気に明るく、暖かくなりました。
「これだ!これを味わいにここに来たんだ。」

朝日を見るなんて、何十年ぶりだったでしょう。毎日朝を迎えていることすら忘れていた自分に気づかされました。早朝にもかかわらず、周りのキャンパーもたくさんテントの外に出て、同じ景色を見ていました。季節によっては、富士山の頂上から朝日が昇る「ダイヤモンド富士」が見られることもあります。
防災士が教える|ふもとっぱらで気をつけたい3つのこと
1. 強風:ペグは鍛造ペグで、しっかり打つ
ふもとっぱらは遮るものがない原っぱなので、強い風が吹くことがあります。地面には石や砂利が混じり、細いアルミペグは刺さりにくいので、鍛造ペグを持っていきましょう。風が強いときは焚き火を小さくするか、思い切ってやめる判断も大切です。風で飛んだ火の粉は、テントやタープに穴を開け、火災の原因になります。
2. 冷え込み:秋でも朝は真冬並みのつもりで
私が行ったのは10月の終わりでしたが、朝はかなり冷え込みました。標高が高い富士山麓は、平地よりずっと寒くなります。冬用の寝袋や防寒着を用意しておきましょう。服装は焚き火キャンプの服装の記事で詳しく紹介しています。
3. テント内での暖房:一酸化炭素中毒に注意
寒いからといって、換気の悪いテントの中で炭や石油ストーブを使うのは危険です。一酸化炭素は色もにおいもないため、気づかないうちに中毒になります。対策は冬キャンプの一酸化炭素中毒を防ぐ5つのルールにまとめています。電気毛布を使うなら、ポータブル電源があると快適です。
ふもとっぱらに持っていきたい道具
鍛造ペグ
固い地面や砂利でも刺さる、太くて丈夫なペグ。強風の日の安心感が違います。
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冬用の寝袋(愛用品)
これ一枚でも十分な暖かさ。連結できるので、家族や仲間と並んで寝るときにも便利です。
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一酸化炭素警報器(愛用品)
テント内で暖房を使うなら必須。感度がよく、比較的安価なのがポイントです。
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よくある質問
Q. 予約なしでも泊まれる?
空いていれば予約なしでも利用できますが、満員のときは入れません。週末や連休は予約しておくのが安心です。
Q. ソロキャンプ初心者でも大丈夫?
大丈夫です。私もここがソロキャンプデビューでした。トイレや水場が近いエリアを選べば、初めてでも安心して過ごせます。
Q. 焚き火はできる?
焚き火台を使えばできます。地面を守るために焚き火シートも敷きましょう。風が強い日は無理をしないことが大切です。消し方は焚き火の正しい消し方と後始末で解説しています。
Q. 雨の日はどう?
地面が粘土質で水はけがよくないため、雨のあとはぬかるむことがあります。レインウェアと、汚れてもいい靴を用意しておきましょう。
まとめ:「聖地」と呼ばれる理由を体で感じられる場所
富士山の圧倒的な存在感と、朝日の力強さ。そして、広い原っぱで自由に過ごせる開放感。ふもとっぱらは、ふだんの生活で忘れていたものを思い出させてくれる場所でした。まさに「聖地」です。次はダイヤモンド富士の時期に行ってみたいと思います。
富士山が見えるほかのキャンプ場は、富士山が見えるキャンプ場5選で比較しています。


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