焚き火の醍醐味!火を育てる最初の儀式。【火起こし】から始まる焚き火の時間。フェザースティックの作り方には最適ナイフが存在する!!
アウトドアに欠かせない火起こし。バーベキューやキャンプはこの火起こしから始まるといっても過言ではありません。グループでのアウトドアでは、この火おこしがスムーズにできるかできないかで、その日一日が充実したものになるか決まってしまいます。
火起こし・火付けにはいろいろな方法があります。
上記の方法は、一般的なアウトドアでの火起こしです。
でも、アウトドアやキャンプなどでは、『面倒くさいことを敢えてする』ということも、自然を楽しむ方法の一つだと思います。
アウトドア中級者~上級者になるためには、この最初の【火起こしの儀式】でフェザースティックなるものを作成し、原始的な火起こしが効果的です。
確かに『面倒くさい』『時間がかかる』『うまくできない』といった最初のハードルはありますが、このフェザースティックを作っている時間こそ、自然と向き合っている・自分と向き合っている・脳内空っぽで没頭できる瞬間、であると感じています。焚き火の魅力にどっぷりハマっている管理人が一番好きな時間でもあります。
フェザースティックとは、柔らかい素材の木(主に針葉樹や白木)をナイフで薄く削って、その名の通り「羽」のように着火しやすくした薪(棒状)のことです。薄い『木の羽』が着火効率を高めて、小さな火種からでも炎へと火力を変化させていくことができるんですね。この小さな火から大きな火への変化が『火を育てる』作業であり、焚き火の最大の魅力だと思います。
フェザースティックの準備段階として、薪を小割にするバドニング作業が必要です。バドニングとは、アウトドアナイフを使って、太い木を火起こしに最適な細い木にしていくことです。ナイフの刃を薪にあて、他の薪やハンマーなどで上からたたいて割っていきます。ナイフに負荷がかかることがあるので、フルタングナイフがお勧めです。薪が「パカーン」と割れる瞬間はストレス発散になりますね!子供でもできる作業なので、うちの子供たちも率先してやってくれます。安全管理上手袋は必須ですけどね。この面倒くさい作業が始まると『焚き火が始まるんだな』とワクワクしてきます。
小割にした薪ができたら、いよいよフェザースティックの作成です。
薄く削っていく作業ですが、きれいに削るためにはナイフの性能によって大きく変わることがわかりました。アウトドアナイフは安価なものから高価なものがありますが、値段ではなく『ナイフの形状』が重要です。
上記のことから、管理人がこれまで使用きたナイフの中でコストパフォーマンスにすぐれたナイフはこちらになります。
アウトドアをしていく中で、焚き火やキャンプを楽しんでいくためにも、自分のお気に入りナイフを見つけてみてはいかかでしょうか!
フェザースティックができたら、それに火をつける作業になります。マッチやライターなどでつけもいいのですが、より非日常を楽しむためには、ファイヤースターターや火打石など原始的な着火方法をおすすめします。
マグネシウムなどの素材ロッドを金属(ストライカーなど)でこすりつけ火種を飛ばし、フェザースティックに直接着火するものです。安いものでは100均でも購入できるので、燃料を使わないので非常時でも活用でき、小さな火種なので子供でも楽しめます。
火種を飛ばすだけでも楽しめるし、遊び感覚で火起こしの儀式が味わえます。
フェザースティックに着火した火は、短時間で消えてしまうため、細い薪を重ね合わせ、次第に大きな薪へと火を育てていくことが大切です。すぐには大きな炎にはならないので、適度な空気と薪を追加するタイミングが重要です。これが火を育てていく工程であり、焚き火の魅力の一つだと思います。
次第に大きくなっていく火を眺めながら、自然の摂理の中で生きている実感と、火の存在を最初に理解した古代の人との共通の感動が共有できるはずです。火を眺めていると人間の原点に還る浄化作用あるように感じます。
簡単に火を使い生活が豊かになった現代では、当たり前の作業や工程を味わうことはできませんが、焚き火によって改めて自然の中で生きている実感を感じることができると思います。
日常では味わえない空間・場所で、自然と向き合っていけば、日ごろのストレスや悩みなど軽減されていくことでしょう。